まず実行端末を特定し、今週は同じ端末で復旧する
Figma公式は、フォントが未インストール、必要なスタイルがない、またはフォントの版が競合している場合などに、フォント不足の通知が出ると説明しています。不足フォント通知の説明を踏まえ、最初にFigmaが動いている端末を確かめてください。遠隔操作中のMacでFigmaを開いているなら、そのMacに利用許諾のあるフォントを導入します。iPadや手元のノート型端末でFigmaを開いている場合、遠隔Macに入れたフォントが自動で共有されるわけではありません。
今週の作業は、「実行端末の確認」から「書き出し画面の確認」までを同じFigmaファイルで進めることです。遠隔デスクトップの画面内でFigmaを操作しているか、手元の端末のアプリやブラウザーで開いているかを先に切り分けます。
対象となる方
- 旅行先からiPadや軽量ノートでMacを遠隔操作し、Figmaのファイルを編集するデザイナー。
- 納品前にフォント不足、太さの違い、改行位置の変化を解消したいフリーランス。
- 複数の端末で作業し、チーム内でフォント環境をそろえたい方。
マイルストーン:Figmaが動いている場所を切り分ける
ファイルを開き、フォント不足の通知が出るか、どのテキストに影響しているかを確認します。続けて、Figmaのウィンドウが遠隔Macのデスクトップ内にあるか、手元の端末上にあるかを見ます。遠隔デスクトップを表示しているだけでは、手元の端末で実行中のFigmaまで遠隔Mac上で動いていることにはなりません。
遠隔MacのFigmaで不足通知が出た場合は、どう進めますか?
通知に表示されるフォント名と対象テキストを控え、以降の確認と導入をその遠隔Macで行います。手元のMacに同じフォントがあっても、別の端末で動くFigmaがそのフォントを参照できるとは限りません。
作業場所が変わるときは、まずファイルを閉じずに実行端末を再確認してください。端末の取り違えは、フォントを正しく導入したのに不足表示が消えない原因になります。
マイルストーン:フォント名、スタイル、利用許諾を照合する
通知にあるフォントファミリー名を、Figmaのテキスト設定と照合します。ファミリー名が一致していても、使用中のウェイトやスタイルがその端末にないと、見た目が変わったり、一部の文字だけ不足扱いになったりすることがあります。Figmaのテキストとフォントのガイドを参照し、対象テキストが必要とするスタイルを特定します。
手元のMacにはあるのに、遠隔MacのFigmaでは見つからないのはなぜですか?
フォントは、Figmaを実行している端末で利用できる必要があります。手元の端末にあるフォントが別のMacへ自動同期されるとは限らないため、遠隔Mac側のフォント一覧と、インストール先を確認します。
入手元の条件も確認してください。顧客や勤務先から提供されたフォントは、遠隔環境へのコピーや商用利用が許可されているとは限りません。利用範囲が不明なら、複製やアップロードをせず、権利者または組織の担当者に確認します。名前の似た別フォントを原本の代わりとして扱うと、文字幅や改行、納品後の再現性が変わるおそれがあります。
マイルストーン:許諾済みフォントを遠隔Macに導入する
遠隔MacでFigmaを動かしていると確認できたら、利用許諾のあるフォントファイルを、そのMacで利用できる場所に用意します。ファイルをクラウドストレージへ置いただけでは、macOSにフォントが登録されたとは限りません。
macOSでは、AppleのFont Bookによるインストールと検証の手順に従って、フォントを登録し、問題がないか確認します。インストール先は現在のユーザーだけが使う設定と、コンピューター上のユーザーが使う設定で範囲が異なります。Font Bookの設定ガイドも確認し、共有端末では必要以上に広い範囲へ導入しないようにします。
作業したファイルがFigmaで読み込める状態か、何を確認すればよいですか?
Font Bookでフォントが登録され、検証時にエラーが出ていないかを見ます。続いてFigmaを再読み込みし、フォント選択欄にファミリー名と必要なスタイルが現れるか確かめます。Figmaのフォントインストーラーを使う構成で問題が起きる場合は、公式のインストーラー排查手順を参照してください。
マイルストーン:デスクトップ版とブラウザー版を個別に再確認する
Figmaのデスクトップアプリを遠隔Mac上で使う場合は、そのMacにフォントが登録された後、アプリを再読み込みしてフォント一覧を確認します。Figmaのデスクトップアプリは、実行中の端末にあるフォントを読み取ります。確認対象が手元のiPadやノート上のアプリなら、遠隔Macではなく、その手元端末側のフォント環境を確認してください。
ブラウザー版では、ブラウザーとFigma Font Helperが同じ遠隔Mac上で動いていることが重要です。手元のiPadで開いたブラウザーに、遠隔Mac側のFont Helperが接続されるわけではありません。Figmaのブラウザー設定ガイドと、ローカルネットワークへのアクセス説明を確認し、ブラウザーのアクセス許可やFont Helperの状態を遠隔Mac上で点検します。
ブラウザー版だけでフォントを読めない場合はどうしますか?
まず、ブラウザーとFont Helperが同じMac上にあるか確認します。次に、Figmaが求めるローカルネットワークへのアクセス許可を確認し、ファイルを再読み込みします。iPad側のブラウザーで開いている場合は、遠隔Macに導入したフォントを読み取る経路になっているか、作業場所から見直してください。
マイルストーン:納品画面でフォントと文字組みを検収する
不足フォントの通知が消えたことだけで完了にせず、対象のテキストレイヤーでフォント名とウェイトを確認します。太さ、行送り、改行位置が変わっていないか、実際に納品するページと書き出しプレビューの両方で見ます。チーム作業では、フォント名だけでなく必要なスタイルや版も共有記録に残すと、別端末での再発を調べやすくなります。
- [ ] Figmaを開いている端末が遠隔Macか、手元の端末かを確認した。
- [ ] 通知に表示されたフォント名と影響を受けるテキストを控えた。
- [ ] 必要なウェイトやスタイルを特定し、利用許諾を確認した。
- [ ] 対象端末のFont Bookでフォントを登録し、検証した。
- [ ] デスクトップ版またはブラウザー版に合った読み込み経路を確認した。
- [ ] 納品ページと書き出しプレビューで文字組みを見直した。
導入後も不足表示が続く場合は、通知に残るフォント名とスタイルを再確認します。別の版が重複していないか、必要なウェイトが有効になっているかを見直し、チームで使う版を記録します。Figmaの読み込み経路とフォント自体の登録状態を分けて調べると、次に確認すべき場所が明確になります。
遠隔環境を選ぶ前に、手元の作業条件と照らし合わせる
手元の端末だけで作業する方法は、遠隔環境の許可や接続に頼らずに済みます。一方、フォントが手元にしかなければ、遠隔Mac上で開くFigmaとの間に環境差が生じます。Macを持ち歩く方法なら現地でフォントを管理できますが、荷物が増え、端末の故障や紛失時には作業環境の復旧も必要です。遠隔Macは端末を軽くできますが、フォントの利用許諾、導入権限、接続方法はサービスごとに確認が必要です。
MiniSSHの利用を検討する場合も、一般的なmacOSの機能だけから、特定の遠隔環境でフォントを導入できるとは判断できません。自分のFigmaファイルと許諾済みフォントを使い、ソフトウェアの導入権限や接続経路など、必要条件を事前に確認してください。MiniSSHのサービス案内と利用に関する案内を読み、現在の行程に合うか検討できます。
旅行中にFigmaを手元のiPadだけで使うなら、遠隔Mac上のフォント導入は解決策になりません。反対に、macOS上のFigmaを継続して使う必要があり、許諾済みフォントを遠隔環境に用意できるなら、Macを持ち歩かずに作業する選択肢を比較できます。まずは実ファイルで導入から書き出しまで確認し、条件が合う場合にMiniSSHの利用を検討してください。
